突然、激しい動悸や息苦しさに襲われ、「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖を感じる。これがパニック発作です。パニック障害は、この発作が繰り返されることへの不安(予期不安)から、外出や人混みを避けるようになり、日常生活が制限されてしまう病気です。
発作自体で命を落とすことはありませんが、その恐怖は非常に強いものです。当院では、発作を抑えることと同時に、安心して社会生活を送れるよう段階的なリハビリをサポートします。

パニック障害の3つの特徴

パニック障害は、主に以下の3つの症状が連鎖することで進行します。

パニック発作
突然の動悸、息切れ、めまい、発汗、手の震えなどが起こります。
予期不安
「またあの発作が起きたらどうしよう」という強い不安を常に感じるようになります。
広場恐怖
発作が起きた時に逃げ出せない場所や、助けが得られない場所(電車、人混み、高速道路など)を避けるようになります。

治療の進め方

パニック障害は、適切な治療によって「予期不安」を解消していくことが可能です。

薬物療法
発作を予防するためにSSRIなどのお薬を継続的に服用します。また、頓服(とんぷく)として即効性のある抗不安薬をお守り代わりに持つことで、安心感を得られるようになります。
暴露療法(リハビリ)
お薬で状態が安定してきたら、これまで避けていた場所に少しずつ慣れていく練習を行います。小さな成功体験を積み重ね、自信を取り戻していきます。